開幕直前!活気あふれる『SUNNY』 女子高校生チームの稽古場レポート!
こんにちは!梅田芸術劇場公式note編集部です。
6/26の開幕に向けて、ただいま稽古真っ最中のミュージカル『SUNNY』。
大ヒット映画「SUNNY」が、80年代J-POPSで彩るミュージカルとして、新たに生まれ変わります!
1980年代、とある女子高校生たちが共に青春時代を過ごした仲良しグループ“SUNNY”。
月日は流れ、今は主婦となった主人公・奈美(現在:花總まり/高校時代:渡邉美穂)が、“SUNNY”のリーダー千夏(現在:瀬奈じゅん/高校時代:須藤茉麻)との再会をきっかけに、“SUNNY”のメンバーを探し始めます。
未来を夢みて甘酸っぱい青春を過ごしていた高校時代と、それぞれの事情を抱えて大人となった彼女らが交錯します。
“SUNNY”を演じる大人のキャストと高校生役のキャストが互いに影響を与え合い、化学反応を起こしています。
この稽古場レポートでは、このうち女子高校生チームを中心に、活気あふれる稽古の様子をお届けします!
それぞれの役どころなどは、前回の記事『SUNNY』の作品紹介&注目ポイント編をご覧ください!👇
稽古が始まるまで
稽古が始まるまでの間はストレッチしたり、鏡前でメンバーと振付の確認をしたり。
この日は第1幕を中心に、舞台セットも入れた稽古場で、動きの確認を中心に行われました。演技については脚本・演出の西田征史さん、ダンスについては振付のakaneさん、それぞれの指導で進んでいきます。
舞台セットは2階建てで、中央が大きな「盆」と呼ばれる回り舞台です。「盆」にはさまざまな演出効果がありますが、今回は「盆」が表裏で分けられています。
この作品では、1980年代と現代が入れ替わり立ち替わり登場しますが、
「盆」を利用することで、二つの空間を瞬時に入れ替えることが出来るため、観る人を飽きさせません。
そして「盆」の周囲には、2階も含めると演技する場所が5〜6箇所もあり、それが多くの場面転換を可能にし、映像経験が多かった西田さんならではの演出に生かされています。
キャスト、スタッフの皆さんは、この「盆」の動きを事前に確認し、
例えば盆上の小道具が揺れないかや、演技する位置、移動のタイミングなどを確認していました。
稽古開始!
稽古前半戦
冒頭はこの作品らしく80年代歌謡曲に合わせて、オープニングから「センチメンタル・ジャーニー」を踊り歌います。
akaneさんの指導のもと、立ち位置や視線、腕を上げるタイミング、表情等、細かいタイミングまで揃えると、キレキレ度が増していきます。
そしてそのすぐ側では、この曲で一緒に登場する花總さんも合わせて歌っていました。
そして、主人公の奈美が過去の学生時代を振り返る、高校のシーンへ。
一気に“SUNNY”のメンバーと出会う1980年代へ転換します。
セットの1階では学生時代の“SUNNY”メンバーが、2階にはその想い出を振り返る大人の奈美がいるといったように、舞台ならではの演出になっています。
学生時代の奈美は青森からの転校生なので方言で話し、田舎からやってきたばかりで、ほんわかのんびりなキャラクター。他のメンバーは少し「スケバン」的な雰囲気です。
ドアをガラッと開けて千夏役の須藤さんが登場すると、思わず「かっこいい!!!」と声が出てしまいました。カバンを肩に担いだうえに、須藤さん自身のすらっとした背の高さも相まって、本当にカッコいい。
渡邉さん演じる奈美が同級生たちにビクビクする姿や、須藤さんが演じるグループのリーダーとしての姿は、まるでマンガの世界みたいです。
出番を待っている間に、彼女たちが仲良さそうに話してる姿も高校生っぽい。
このシーンでは西田さん自身が舞台に入って、立ち回りながら演技を確認し、メンバーがリアクションするタイミングなど、細かいところまで調整されていました。
さらに、教室の扉をどのタイミングで閉めるか相談していたり、キャストが動きやすいように机の位置などを変更していたり等、細かくチェックされていました。
また舞台監督は、場面転換の時にキャストが動きやすいように、「盆」を回すタイミングを調整したり、回し方を左右逆にしてみたり、いろいろ検討を重ねていました。
そして、2階部分に移動してそれぞれの夢を語る6人。
「この場面は、それぞれが夢を語るシーンだから、名前も”立て気味“に言ってほしい」と西田さんが指導されていました。
次の場面は、高校生時代の”SUNNY”メンバーが歌うナンバー。
奈美はラジカセを持ってみんなの後をついていき、メンバーみんなで歌います。
奈美以外の5人が前に出て、生き生きと歌っている後ろで、羨望の眼差しを送っている奈美。
なんとも言えない甘酸っぱさにキュンとします。
みんなでメンバーの1人、桜の家に行って、グループ名“SUNNY”を決める場面では、桜の兄役の片桐さん(実は計8役も担当されるそう…!)だけでなく、奈美の憧れの大学生宗田役の井阪郁巳さんも登場。
宗田が奈美にかける言葉にみんなはどう反応するか、西田さんからの演出が加わります。常に笑いの絶えない良い雰囲気でした。
稽古後半戦
稽古後半は、フィナーレナンバーとカーテンコールの振りと位置の確認などが行われました。歌唱指導の花れんさんとakaneさんがダンスと音楽が合うように、細かく調整します。
ダンスシーンで大人“SUNNY”が踊っているところに女子高校生“SUNNY”が登場してくるところがあるのですが、女子高校生“SUNNY”にはキラキラと煌めく若さを強く出しながら登場するよう「明るく元気に!」と声をかけられていたのが印象的でした。
そして稽古の合間にも両方の“SUNNY”で一緒に踊ったりと、盛り上がっていました。
カーテンコールは、先日動画が公開された「ダンシング・ヒーロー」をはじめとして、3曲をお届け。
誰もが知っている名曲にあわせて踊る姿に、観ている私たちまでも笑顔になるような楽しいフィナーレです。
なかでも「ダンシング・ヒーロー」は、女子高校生チームの出番。
動画は初日稽古の様子でしたが、そこからさらに細かくタイミングなど調整し、さらにキレ度が増していました。
途中、女子高校生チームからの「どんな表情で踊れば良いですか?」という質問に、「ドヤ顔で!」と指示が出る場面も。
この時、すでに3曲ほど続けて踊っていたのですが、そんな疲れも感じさせず、「ドヤ顔」の指示にも応えて、かっこよくキメていました。
そんな彼女たちの姿を、大人”SUNNY”たちも見守っていました。
稽古全体を通して、女子高校生チームはお稽古の合間にも自分たちで積極的に振付を確認していたり、仲良さそうに語り合いながら大人“SUNNY”の演技に見入っていたりと、本当のチームとなっていました。
最後に渡邉さん・須藤さんからツーショット頂きました♪
若くてフレッシュで、一所懸命な彼女たちのダンスや演技にもぜひご注目ください!
( 取材 岩村美佳 )
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