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【作品紹介】その1 ブロードウェイミュージカル『太平洋序曲』

こんにちは!梅田芸術劇場公式note編集部です。
先日の自己紹介文では、早速スキやフォローをして頂き、本当にありがとうございました!編集部の励みになります…!

さて早速ですが、今回は第一弾として、
いよいよ3月8日に開幕する、ブロードウェイミュージカル『太平洋序曲』の紹介をさせてください!🚢

今回の作品について

梅田芸術劇場と英国メニエールチョコレートファクトリー劇場が共同で制作したミュージカルです。
メニエールチョコレートファクトリー劇場というのは、時代を捉えた芸術性の高い作品のプロデュースに定評がある、今ロンドンで話題の劇場です。

今回、初のコラボレーションに選んだ作品が、アメリカを代表するミュージカルの巨匠、ソンドハイムさんの意欲作である『太平洋序曲』
巨匠による美しく抒情的かつ機知に富んだメロディーと詞が、私たちの心を躍らせます。

そんな稀代の名作『太平洋序曲』が英国人演出家マシュー・ホワイトさん(『TOP HAT』でオリヴィエ賞ノミネート)により新演出で蘇ります。

西洋のクリエイターによって描かれた「日本」という点で唯一無二の作品を、今回、西洋と日本の融合したアプローチで新たに創り上げます。

あらすじ

時は江戸時代末期。海に浮かぶ島国ニッポン。
そんな中、黒船に乗ったペリーがアメリカから来航。

鎖国政策を敷く幕府は慌てて、浦賀奉行所の下級武士、香山弥左衛門(海宝直人・廣瀬友祐)と、
鎖国破りの罪で捕らえられたジョン万次郎(ウエンツ瑛士・立石俊樹)を派遣し、上陸を阻止すべく交渉を始める。

一度は危機を切り抜けるものの、次には諸外国の提督が列を成して開国を迫りくる。

目まぐるしく動く時代。狂言回し(山本耕史・松下優也)が見つめる中、
日本は開国へと否応なく舵を切るのだった…。


時代が大きく動くのは突然であり必然。
それぞれの思惑と知恵、友情と愛情、共感と裏切り等、
人々の様々な反応・感情が出てきます。

動乱の世を逞しく生き抜く人々の姿は、
2023年を生きる私たちの大きなエネルギーになるに違いありません。

メインキャストご紹介

メインキャストはこちらの皆さんです!

海をイメージしたさわやかショットです

3役、それぞれダブルキャストで挑みます。
ここからは未公開2ショット写真でそれぞれご紹介させて頂きます!👏

まず、物語の案内人として進行する〈狂言回し〉は山本耕史さん・松下優也さん

撮影:後藤薫

今回の設定では、狂言回しは現代のギャラリーオーナー。
一人だけ現代に生きる狂言回しが、客席と舞台を繋ぎ、物語を幕末の江戸へと誘います。

俯瞰の眼を持つ観察者、歴史家、エンターテイナーであり、
時にさまざまな登場人物に変身する謎めいた存在…。

その変幻自在ぶりはカメレオンの如く。一見、自信たっぷりに話を進め、
観客と物語との橋渡しを気前よく務めているように見えますが、気安く信用してはなりません。

そもそも、なぜこの男はこの話を語るのか、その思惑は?
果たしてこの話は真実なのか?
解釈次第で作品世界を大きく飛躍させる、という役どころ。

今回のマシュー・ホワイトさんの新演出版ではどんな存在として現れるのか、乞うご期待!


続いて、ペリーとの交渉に臨む〈香山弥左衛門〉に海宝直人さん・廣瀬友祐さん

撮影:後藤薫

浦賀奉行所の与力として妻・たまてと慎ましく暮らす平凡な男。

ある日将軍から奉行所目付役を命じられ、大出世かと思いきや、
アメリカ提督ペリー率いる黒船4隻を追い払えと突然、無理難題を押し付けられます。

不可能とも思えるこの命令、困った香山はアメリカ帰りで囚われの身の漁師・ジョン万次郎を老中に仕立て、交渉を始めることに…。

一世一代の大仕事に、知恵と機転、人間関係を駆使して取り組む香山。
昔ながらの、それもとるに足らない男が幕末という激動の世をどのように乗り越え、変化していくのか。

“ピンチはチャンス”そのままの生き様は、現代を生きる私たちに勇気とヒントをもたらすに違いありません。


そして日本が開国に向かう中で武士道に目覚める〈ジョン万次郎〉にウエンツ瑛士さん・立石俊樹さん。

撮影:後藤薫

歴史上に実在した“ジョン”中浜万次郎(1827- 1898)がモデル。
しかし本作の万次郎は史実とはかなり異なります。

アメリカ滞在時にその文化に魅了されつつも、帰国の途についた万次郎。
乗っていた船が難破し、助け出されはしたものの、外国人と交流した罪で死刑囚となり収監されてしまいます。

そんな万次郎を、香山がアメリカ海軍との交渉役に抜擢。情熱的で恐れを知らぬ万次郎はダイナミックに香山を支え、共に困難に立ち向かいます。
そのうち万次郎の中に芽生えるものが…。

西洋を愛した男の行く末は?その数奇な旅路にぜひご注目を。


また、開国を拒む立場の将軍&開国に便乗して商売契機を掴む女将役に、朝海ひかるさんがキャスティングされており、宝塚歌劇退団後、初の男性役(将軍)と女性役(女将)の二役を演じます。

豪華キャストにより、鎖国中の日本が開国し、西洋化へ向かう激動の過程を描いた『太平洋序曲』。
いま、この時代にニッポンが世界と出逢ったあの時へと誘います。


現在チケット好評発売中、お得なU-25やペアチケットも取り扱っておりますので、是非お越しください!
【東京】2023年3月8日(水)~29日(水)@日生劇場
【大阪】2023年4月8日(土)~16日(日)@梅田芸術劇場メインホール


さて、少し長くなってしまったので…
次回は、『太平洋序曲』にまつわる豆知識と稽古場の様子もお届けしたいと思います。お楽しみに!

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