作品紹介その9 ミュージカル『ボディガード』 ~あの大ヒット映画が舞台に!数々のヒット曲に乗せて歌とダンスに彩られたジュークボックスミュージカル~
こんにちは!梅田芸術劇場公式note編集部です。
今月2/18に東京・東急シアターオーブにて開幕する、ミュージカル『ボディガード』について特集!
今回はミュージカル『ボディガード』の概要・原作となった映画の魅力等、本作の注目ポイントについてご紹介します。
ミュージカル『ボディガード』とは
1992年にケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストン主演で世界的大ヒットを遂げた映画「ボディガード」を舞台化した作品で、数々のヒット曲に乗せて、圧巻の歌唱と迫力のダンスに彩られたラブストーリーです。
グラミー賞受賞曲である ♪I Will Always Love Youをはじめ、映画でもお馴染みの楽曲などをふんだんに使ったこの大型ジュークボックスミュージカルは、2012年にロンドン・ウエストエンドで誕生し、その後世界14か国で上演されました。
日本では、2019年に本場英国キャストによる初の来日公演を果たし、翌2020年春に新演出にて日本キャスト版初演が予定されていましたが、コロナ禍によりほとんどの公演回が中止に。その2年後の2022年1月に大阪、2月に東京にて念願の再演が叶い、大好評のうちに幕を閉じました。
そしてこの度、更なる進化を遂げて今年2024年2月~4月に東京、山形、大阪で再び上演いたします!
スポット映像も公開中!ぜひご覧ください。
あらすじ
レイチェル・マロン<新妻聖子・May J.(Wキャスト)>は、姉のニッキー・マロン<AKANE LIV>と共にオスカー賞を目指す、歌手であり女優でもあるスーパースター。
彼女は数か月前から、謎のストーカー<大久保祥太郎>に付きまとわれ、周りでは不審な出来事が続いていた。
レイチェルの身を案じるマネージャーのビル<内場勝則>の強い薦めで、敏腕ボディガードであるフランク・ファーマー<大谷亮平>が、彼女の警護に当たることとなる。
しかし、フランクの存在は、オスカー賞レースのためレイチェルの露出を高めたい広報担当のサイ<水田航生>、古参ボディガードのトニー<加藤潤一>の反発にあう。
何より、緊迫した状況にも関わらず、フランクを邪魔者扱いし、忠告を聞こうとしないレイチェル。彼女の態度に、フランクは依頼を断ろうとする。しかし、身勝手から危険な目にあったところをフランクに救われ、レイチェルは彼に深く感謝をし、信頼を置くようになるのだった。
急速に距離を縮める二人だったが、フランクは依頼人と深い仲になることに躊躇し、けじめをつけようとレイチェルを突き放す。思い合っているのに、すれ違う二人・・・。
スターとして走り続けるレイチェル。任務遂行に身を捧げるフランク。狂気を増していくストーカー。
家族が、仲間たちが、愛情、友情、恐怖、嫉妬、欲望がうずまく複雑な感情に揺り動かされていく―
相関図
注目ポイント
① 映画「ボディガード」の魅力
本作の原作となった映画「ボディガード」は1992年に公開。大ヒットしてロングラン上映され、今なお愛され続ける映画となりました。
当初、1975年頃に別キャストで一度企画されていたのですが、結果的には映画化には至りませんでした。
その後フランク役のケビン・コスナーが製作に乗り出したことがきっかけとなり、当時すでにスーパースターであったホイットニー・ヒューストンが主演という形で映画化されました。
中でもサビが ♪エンダーー で知られる主題歌 ♪I Will Always Love Youは、グラミー賞をはじめとしたその年のあらゆる音楽賞を総なめにし、映画版のサウンドトラック盤は大ヒットを記録しました。
この映画のメインテーマ曲 ♪I Will Always Love Youは大ヒットしたことで有名になりましたが、実は当初、メインテーマ曲は別の曲が用意されていたそうです。
♪I Will Always Love Youは原曲がカントリーミュージックなのですが、ケビン・コスナーがこの曲を提案したことで、採用されたそうです。
(原曲は雰囲気が柔らかく、印象がまた異なりますので、気になる方はぜひ聴いてみてください。映画でもフランクとレイチェルが食事をするシーンで、男声バージョンで流れています)
② ショーアップされたミュージカル『ボディガード』
そんな映画「ボディガード」は、実際に歌っているシーンはそれほど多くはないのですが、このミュージカル版ではレイチェルが歌うシーンが多く、コンサートのように一つひとつの曲を歌い上げており、大ヒット曲を生で堪能することができます。
それが、ミュージカルで『ボディガード』を楽しむ大きな要素になるのではないでしょうか。
音楽は、どれも名曲で大ヒットした曲ばかりが使われていますが、日本版ミュージカル『ボディガード』では、日本語に訳して歌われています。
訳詞を担当されたのは、これまで多くの作品を手掛けられた森雪之丞さん。
物語よりも先に作られた曲を原曲の歌詞の意味を変えることなく、物語が成立するように訳すのは難しい作業だったそうですが、本作のために作られた訳詞で聴くと、日本語だからこそ歌の世界に浸りやすくなるのではないでしょうか。
またこれらの多くの大ヒット曲に合わせたダンスシーンが多く、演出・振付を手掛けるジョシュア・ベルガッセさんも絶賛するダンスも、ぜひご注目いただきたいポイント。
そんな魅力的なダンスシーンですが、先日稽古場での映像が公開されましたので、ぜひご覧ください!
そしてラストのカーテンコールには、キャスト全員とお客様が一体となって盛り上がることが出来るショーが待っています。
ご来場の皆様には、ライトスティックを会場でプレゼントいたします。
これも舞台ならではの楽しみ方だと思いますので、公演の最後にはぜひご来場の皆様も一緒に盛り上がっていただけたら嬉しいです。
③ ミュージカル『ボディガード』のキャスト・スタッフ陣
本作のキャストには、映画でホイットニー・ヒューストンが演じた人気絶頂のポップシンガー、レイチェル・マロン役を、前回に続き、新妻聖子さんとMay J.さんがWキャストで演じ、♪I Will Always Love You、 ♪I Wanna Dance with Somebody ほかヒットソングの数々を歌います。
同じレイチェルでもお二人それぞれのカラーや、歌唱時のアプローチも同じではないので、それぞれに魅力的なレイチェルをお楽しみいただけると思います。
そして、映画ではケビン・コスナーが演じ、世界中の女性を虜にしたボディガードであるフランク・ファーマー役には、端正なルックスと確かな演技力で映画・ドラマで活躍中の大谷亮平さんが初演から3回目の出演。
演出・振付は、前回までに引き続き、ジョシュア・ベルガッセさんが手掛けます。
スティーブン・スピルバーグ製作総指揮のNBC ミュージカルドラマ「SMASH」の振付でエミー賞を受賞、そして2018 年には宝塚歌劇『WEST SIDE STORY』の演出・振付を担当し、『ボディガード』のパワフルできらびやかな世界を創り上げています。
誰もが知る名曲に彩られた壮大なロマンティック・サスペンス。
日常を忘れさせ、明日への活力になるようなエネルギッシュな作品です。
熱狂と興奮と愛に包まれたミュージカル『ボディガード』、満を持しての再演にどうぞご期待ください。
公演公式HPはこちら👇
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