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【作品紹介】その2 ミュージカル『ジェーン・エア』

こんにちは!梅田芸術劇場公式note編集部です。

今回は、まもなく東京公演の千秋楽、そして4/7からの大阪公演を迎えるミュージカル『ジェーン・エア』

4/1,4/2の東京千秋楽はライブ配信も行われますが、
それに先駆けて舞台映像ダイジェスト動画が公開されました!

ジョン・ケアードさんの新演出で生まれ変わった『ジェーン・エア』について、改めてご紹介します♪

『ジェーン・エア』について

原作は、1847年に刊行されたシャーロット・ブロンテの長編小説「ジェーン・エア」で、現代にも読み継がれているベストセラー。

大英帝国が世界の覇者であったビクトリア朝のイギリスが舞台となっており、これまで繰り返し映像化・舞台化もされてきました。

ミュージカル版では、『レ・ミゼラブル』『千と千尋の神隠し』の世界的演出家、ジョン・ケアードさんが自ら脚本を担当しており、
『ダディ・ロング・レッグズ』や『ナイツ・テイル―騎士物語―』などでもジョンとタッグを組んでいるポール・ゴードンさんが音楽を担当しています。

1996年にカナダ・トロントにて初演後、2000年にブロードウェイにてロングラン上演されると、トニー賞で作品賞、主演女優賞など主要5部門にノミネートされた不朽の名作です。

日本では2009年・2012年に上演され、今回は梅田芸術劇場と東宝の共同制作により11年ぶりに上演され、更に新演出版となって生まれ変わりました。

情熱と強い意志を持った一人の女性が、自由と愛を求めて生きていく物語をドラマティックな音楽で綴っています。

キャストご紹介

まず、今作主役のジェーン・エア、そして親友ヘレン・バーンズ役をご紹介。

『ナイツ・テイル―騎士物語―』『千と千尋の神隠し』でジョン・ケアード作品の出演経験もあり、第30回読売演劇大賞・最優秀女優賞(『千と千尋の神隠し』『ダディ・ロング・レッグズ』)を受賞した上白石萌音さん。
「この作品は、愛する勇気を持つこと、人を許すことといった、常に人として大切にしたい普遍的なテーマを持っている」 とコメントしています。

また、2017年にディズニー・アニメーション映画『モアナと伝説の海』で日本版ヒロイン・モアナ役の吹き替えを務めた後、『レ・ミゼラブル』のエポニーヌ役、『GREASE』のサンディ役を演じ、抜群の歌唱力を誇る屋比久知奈さん。
「当時の時代背景を考えると、女性であるジェーンが自立して自ら道を切り開いていく姿は、かっこ良く、私自身勇気をもらえ、魅力に感じている」 とコメント。

両親は亡くなり、愛情もなく育てられ、希望も持てなかったジェーン・エア。
そんな絶望の中で親友となるヘレンと出会い、ジェーン・エアの価値観が変わっていきますが、
今回はこの2人が、ジェーン・エアとヘレン・バーンズを役替わりのWキャストで演じています。2人のカラーの違いにもぜひ注目してみてはいかがでしょうか。

写真提供:梅田芸術劇場/東宝

そして、ジェーンが家庭教師として訪れる屋敷の主人であるエドワード・フェアファックス・ロチェスター役を演じるのは、井上芳雄さん。
2000年に『エリザベート』皇太子ルドルフ役でデビューし、これまで様々な作品でジョン・ケアードの演出を受けており、
音楽や映像分野の活躍も目覚ましく、ミュージカル界をけん引し続けています。

ジェーン・エアと出会うことで人生が変わるロチェスターですが、
井上は、「彼の人生のドラマティックな変化をどう演じるかが挑戦だが、やりがいがある役 」とコメントしています。

そのほかに春野寿美礼さん、仙名彩世さん、樹里咲穂さん、大澄賢也さん、春風ひとみさんなどといった実力派が揃います。


どんな時代でも通じる普遍的なテーマを持つ『ジェーン・エア』。
いよいよ東京は千秋楽。劇場のチケットは 入手困難な状況ですが、
より多くのお客様に本作をお届けするべく、ライブ配信の実施が決定しました👏

まだ『ジェーン・エア』の世界を体感していない方も、すでに観た方も、様々な角度から何度でも楽しめる作品だと思いますので、ぜひ一緒に千秋楽を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【『ジェーン・エア』東京公演千秋楽ライブ配信(アーカイブ付き)】
・4月1日(土)17:30公演<上白石萌音(ジェーン)、屋比久知奈(ヘレン)>
・4月2日(日)12:30公演<屋比久知奈(ジェーン)、上白石萌音(ヘレン)>
※各回ライブ配信終了後48時間後まで視聴可能

そして大阪は、4/7(金)~4/13(木)に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演、当日券の販売も予定しています。

次回はライブ配信直前編として、
改めて『ジェーン・エア』のストーリーや見どころもお伝えする予定ですので、お楽しみに!


追伸:すっかり春らしくなってきましたが、
大阪・梅田芸術劇場前の広場では、与謝蕪村の菜の花に関する句碑があり、
それに合わせて、毎年恒例の菜の花が置かれています。
お近くを訪れた際にはぜひご覧くださいね❁

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