作品紹介その3 舞台『セトウツミ』
こんにちは!梅田芸術劇場公式note編集部です。
今回はいよいよ5月に開幕する舞台『セトウツミ』についてご紹介いたします!
『セトウツミ』について
原作は、2013年~2017年に「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)にて連載された此元和津也さんの人気コミック『セトウツミ』。
2016年に実写映画化、2017年にはテレビドラマ化でも話題となった本作が、2023年、遂に初の舞台化となります。
上演台本・演出は、第五十七回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞し、
演劇集団 円の演出家で劇作家としても才能を発揮している内藤裕子さん。
美術には演劇界の巨匠、堀尾幸男さんを迎えます。
『セトウツミ』の世界が生のステージでどのように蘇るのか。
その点にぜひご注目いただきたい作品です。
あらすじ
高校2年生の放課後。サッカー部を辞めて暇な瀬戸小吉と、塾に行くまでの時間を潰す内海想。
特に大きな事件が起こることもなく、河原での時間つぶしに明け暮れる青春と繰り広げられる二人のハイレベルな無駄話。
「この河原でただ喋るだけの青春があってもええんちゃうか」
やがて河原に集うバルーンさん、クラスのマドンナ樫村一期、瀬戸に片思い中のハツ美、センター分けが特徴の田中真二。そこに内海の姉や父も登場し、物語は動き出す。
ただただ面白いだけの時間が、何物にも代えがたい大切なものだったと気がついた時…。
キャスト紹介
まずはW主演の高校生役二人をご紹介。
眼鏡をかけたクールな風貌で成績優秀、放課後、塾までの時間を河原で過ごし、友人の瀬戸に時折絶妙なツッコミを入れる内海想に牧島 輝さん。
ある事情からサッカー部を退部することになり、河原で暇をつぶしている、天然な性格でお調子者の瀬戸小吉に有澤樟太郎さん。
共に2.5次元ミュージカルで人気を博し、新進気鋭の若手俳優として注目を集める2人が、主演を務めます。
プライベートでも大親友のお二人は実は原作のファンで、以前より本作の舞台化を熱望していたとあって、気合も十分。
熱い想いをこの主演舞台にぶつけます。
本作では、瀬戸(セト)と内海(ウツミ)が、放課後に河原で交わす他愛のない会話の中に、二人の間に流れる独特の空気感が端々に盛り込まれます。
シュールさに思わずクスっと笑ってしまうような、クセのあるやりとりも魅力的。
牧島さんと有澤さんのセッションで、どのような空気感が生み出されるのか、大いにご期待ください!
更に作品を彩る、個性豊かなキャストが集結します。
瀬戸が思いを寄せているのに、本人は内海が好きというクラスのマドンナ樫村一期と、瀬戸のことが好きなハツ美の二役を、
声優としても活躍中の佐藤日向さんが演じます。
センター分けの髪型が特徴的な瀬戸と内海の同級生、田中真二役に納谷 健さん。
ピエロの格好で河原にいるバルーンアーティストの“バルーンさん”と、内海に辛辣に当たる父親の二役に岩崎正寛さん。
瀬戸と内海が気にかける、河原近くの病院に入院中の余命宣告を受けた車椅子の少女と、
内海の姉である内海優の二役を南沢奈央さんが演じます。
舞台ならではの『セトウツミ』をぜひお楽しみください!
次回は作品の見どころについてご紹介する予定です。お楽しみに♪
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